なぜインデックス投資を続けることができないのか?その原因と解決策を解説

インデックス

こんにちは、ぽんこつです。
今回は「インデックス投資が続かない理由」について、解説します。

分かっているつもりでも、実際にやってみると長期投資を続けるのは意外と難しいですよね。
この記事では、長期投資が続かない主な理由と続けていくための具体的な対策についてお話しします。

長期投資が続かない理由とは?

一言で言えば
“長期目線での資産形成を本質的に理解していないから” 
という点に尽きます。

「将来のためにお金を増やしたい」と思いながらも
目先の値動きに一喜一憂してしまい、結果として途中で投資をやめてしまうという現象です。

これは、以下のような長期的な資金目的(例:老後資金・子供の学費など)で投資している方にも当てはまります。

最近では

・2024年8月の令和のブラックマンデー
・2025年4月のトランプショック

といった急落がありました。

その際「新NISA損切民」といったワードがSNSで話題になるほど、多くの方が不安で投資を手放してしまったことがわかります。

しかし、
長期で資産形成を考えることができていれば、下落局面はむしろ買い増しのチャンス
と思えるはずです。

投資の神様ウォーレン・バフェット氏も「ゆっくり金持ちになりたい人はいない」と述べています。
この言葉が示す通り、長期投資を続けることは簡単ではありません。

私自身も、「今すぐお金が欲しい」という欲求に駆られることがあります。
けれども、誰もがそう思うからこそ、そこを乗り越える必要があると感じています。

長期投資が続かない3つの理由

長期投資が続かない主な3つの理由です。
それぞれ、ご紹介していきます。

・人間の本能に抗う投資手法のため

・投資開始初期は複利で増えている感覚を実感しづらい

・高利回りの投資商品に目移りしてしまう

人間の本能に抗う投資手法のため

長期・積立・分散というインデックス投資の基本は、過去の実績から有効だと証明されています。

しかし行動経済学の観点では、これが「人間の本能に逆らう行動」であることがわかっています。

現在や近い未来を重視する本能

長期投資は現在や近い未来に使えるお金を遠い未来に回すことになります。
これは人間が持つ本能に抗う行為となります。

証券口座での画面上の数字が増えていくと思いますが
取り崩すのはまだ先のため、現在の生活が豊かになっている実感が湧きません。
そのため、モチベーションが維持できず長期投資という当初の目的を忘れ、
積立をやめてしまうかもしれません。

損失回避バイアス(プロスペクト理論)

1万円の利益より、1万円の損失の方が強く印象に残ります。
評価額が下がった時に「もっと下がったらどうしよう」と不安になり、
損失を回避しようと狼狽売りを行う行動に出るかもしれません。

このように、本能と逆行する投資スタイルだからこそ、継続が難しいのです。

投資開始初期は複利で増えている感覚を実感しづらい

投資を始めたばかりの頃は元本が少なく、 複利で増えている感覚が得られません。

例えば、月10万円を1年間積み立てて120万円。
年5%の利益が出ても、増えるのは1年間で6万円

月5000円増えるだけなら、サラリーマンの2〜3時間の残業で稼げてしまいます。

一方、元本が1,000万円になると、年利5%で年間50万円(月4万円)が見込めます。
このあたりまで来ると「お金が働いている」と実感が湧き、モチベーションも上がるかもしれません。

でも、そこに至るまでは
このまま続けても意味あるのか?」 と感じてしまい、途中で投資をやめてしまうかもしれません。
さらに、次の項目で挙げている他の利回りの高い投資商品に移ってしまうかもしれません。

高利回りの商品に目移りしてしまう

インデックス投資は、年平均5〜7%の利回りを目指すものです。

一方でSNSなどでは、

・仮想通貨で倍増した話

・短期間で株価が2倍、3倍、、、10倍を達成した話

・FXで1000万円稼いだ話

などがバンバン流れてきます。

特に、株式相場が悪く評価額が下がった際
そうした情報に心が揺れ「別の投資商品にしておけば、、、」と思ってしまうかもしれません。

さらに、理解が浅いままだと、
元本保証で年利30% のような怪しい案件に引っかかるリスクもあります。

「他人の芝は青く見える」現象ですね。

長期投資を続けるための対策

それでも長期投資を続けるために、私が実践している方法を紹介します。

名著を読む

『ウォール街のランダム・ウォーカー』や『敗者のゲーム』など、
長期投資に関する本を読むことで、正しい知識と心構えが身につきます。

敗者のゲームは読みやすく、インデックス投資の理解が深まるためお勧めします。
「稲妻の輝く瞬間に相場に居合わせなければならない」というよく引用される名言に触れることができます。
ここでは深く触れませんが、簡単に要約すると、売却せずに積立続けようということです。

ちなみに
ウォール街のランダム・ウォーカーはページが多く、物理的に多いため私は読んでいません笑

他人と比較しない

SNSでは新NISA1800万枠を一括で使った人や、爆益報告があふれています。

でも、自分の目標やペースに合わせて積立を続けることが最も大事です。

リスク許容度を超えない

暴落が起きても冷静でいられる金額にとどめましょう。
目安としては「資産が半分になっても生活に支障がない」と思える範囲です。

※リスク許容度は人によって違います。
 また、経験を積むことで変化もします。

最後に

長期投資は、「継続する」ことが何より大切です。

私も投資歴5年目になりますが、日々悩みながらもコツコツ続けています。
これから始める方も、すでに実践している方も、 一緒に長期での資産形成を頑張っていきましょう!

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