【上場決定】IPOのオリオンビールは買い?

時事ネタ

こんにちは、ぽんこつです。

9月に入り7~8月よりは比較的楽になりましたが、まだ残暑が続いていますね。
今年は厚さが10月まで続くと言われていますが、頑張って乗り切ってきましょう!

こういう暑い日は何と言ってもビールが最高に美味しいですよね。
そこで、今回は上場するオリオンビールについてご紹介したいと思います。

オリオンビールとは

オリオンビールは、1957年に創業した沖縄県に本社を置く、沖縄を代表するビールメーカーです。
米軍統治下の沖縄で、戦後の社会経済復興を担う事業として設立されました。
主力である「オリオン ザ・ドラフト」をはじめ、さまざまな酒類・清涼飲料水の製造販売に加え、観光・ホテル事業も展開しています。

会社概要

設立:1957年5月

本社所在地:沖縄県豊見城市

主な事業:酒類清涼飲料事業、観光・ホテル事業

特徴:沖縄県内での高いシェアを誇るほか、全国や海外にも積極的に展開

IPOの基本情報

銘柄コード: 409A

上場市場: 東京証券取引所 プライム市場

上場日::2025年9月25日

仮条件::1株800円~850円(2025年9月8日発表。当初想定の770円から引き上げ)

売り出し規模::仮条件に基づく売り出し総額は約261億円

売り出し株式数: 27,563,200株(当初予定から増加)

公開価格決定日::2025年9月16日

株式購入申込期間: 2025年9月17日~9月22日
※使用証券会社によって申し込み期間が異なるので、ご注意ください。
私の使用しているSBI証券では9月9日~9月12日でした。

IPOとは

ここでIPOについて簡単に解説します。

IPO(アイ・ピー・オー)とは、「Initial Public Offering」の頭文字を取った略称です。
「新規株式公開」や「新規上場」とも呼ばれます。
未上場だった企業が、初めて自社の株式を証券取引所に上場し、一般の投資家が自由に売買できるようにすることです。

企業側のメリット

・資金調達:不特定多数の投資家から、大規模な資金調達が可能になります

・知名度・信用力の向上:上場企業として社会的信用が高まり、ブランドイメージが向上します

・優秀な人材の確保:会社の信用力が上がり、知名度が向上することから人材の確保に有利になります

企業側のデメリット

・コストと負担:上場準備や維持には、監査費用や情報開示コストなど多額の費用と手間がかかります

・情報開示義務:投資家保護のため、決算情報や経営状況を定期的に開示する義務が生じます

・経営への制約:株主の利益を優先する必要があるため、経営の自由度が制約される場合があります。

オリオンビールのシェア率

日本国内でのシェア率

国内のビール市場全体におけるオリオンビールのシェアは、約1%程度。

国内大手メーカー(アサヒ、キリン、サッポロ、サントリー)に次ぐ5番目の位置付けとなっています。

逆に考えると、規模が縮小している日本国内とは言え、伸びしろの塊のように思えますね。

沖縄県でのビールのシェア率

沖縄県内でのビール販売シェアは、2024年3月期で83.8%と圧倒的なシェアを誇っています。

飲食店などにおけるビールサーバーの設置シェアも78.1%(2022年3月期)を占めており、県内市場での強い浸透度がうかがえます。

オリオンビールは、自社製品に加え、アサヒビールの主力製品の代理販売も行っているため、これらの合計で約84%のシェアに達しています。

海外売上比率

2025年3月期の海外売上比率は7.5%です。

海外事業は近年拡大しており、2021〜2025年3月期の年平均成長率は37.9%と高い成長率を記録しています。

主な販売エリアは、台湾、オーストラリア、韓国などです。

海外向けの販売増により、数年後には県外・海外向けの割合を全生産量の3割に引き上げる計画を掲げています。

業績

その他、指標として2025年3月期のROEは10.8%と東証が目指す8%を超えています。

項目 2023年3月期2024年3月期2025年3月期
売上高 (百万円)21,79324,96027.863
営業利益 (百万円)2,6972,8503,479
営業利益率12.4%11.4%12.5%
経常利益 (百万円)2,6893,1204,256
当期純利益 (百万円)6,5514,6345,658
純資産額 (百万円)15,66918,73811050
総資産額 (百万円)43,92546,69045609
自己資本比率35.7%40.1%24.4%

株主還元について

オリオンビールは株主への利益還元を重視する方針を掲げており、安定的な配当を継続して実施することを基本方針としています。

具体的には、配当性向50%またはDOE(株主資本配当率)7.5%のいずれか高い方を採用する方針であると公表しています。

配当の見込み

2026年3月期の配当は、1株あたり40円(中間配当20円)とする方針を発表しています。

IPOの仮条件(800円~850円)で計算すると、予想配当利回りは4.7~5.0%となる見込みです。

これは、東証プライム上場企業の平均配当利回り(約2.46%)を大きく上回る水準です。

過去の配当実績を見ると、2024年3月期に43円、2025年3月期に90円の配当を実施しています。
※2025年3月期の配当が高いのは、特別利益の計上があったためと考えられます。

株主優待

株主優待も導入する?している?とのことです。

3月末時点で1000株以上保有している株主には

酒類製品6缶詰め合わせまたはオリオンTシャツ(スタンダード)を贈呈。

2000株以上保有している株主には、

酒類製品12缶詰め合わせまたはオリオンTシャツ(プレミアム)を贈呈する予定です。

ただし、2027年3月末以降の優待は1年以上の継続保有が条件となります。

これらの情報から、オリオンビールは配当を重視する企業であり、高い配当利回りが期待できると考えられます。しかし、株式投資にはリスクが伴うため、投資判断は慎重に行うようにしてください。

購入すべきか?

高配当株投資が好きな方、上場初期の値上がり益を取りたい方はIPOに申し込んでも良いと思います。

仮にIPOに外れた場合でも購入タイミングがあれば、購入しても良いと考えています。

・自己資本比率が30%以上

・高い成長率。また、海外への販売にも積極的

・日本国内のシェア率が低いので、伸びしろ有。
→上場を機に集めた資金で日本国内シェアの拡大が出来る可能性があるかも?

・株主還元にも積極的

ちなみに、、、

私、ぽんこつはビールが好きなこともあり今回のIPOで200株申し込みました。

最後に、、、ビールの話

お酒が好きなこともあり、少しだけお金以外の話をします。

正直、オリオンビールを飲むことは1年に1回あるかないかです。
有名なビールブランドだと、キリン一番搾りとサッポロ黒ラベルが好きですね。
昔はスーパードライが好きでしたが、最近は苦みが少なく飲む頻度が減りました。

味覚って変わるものですね。

オリオンビールの位置付けとしては、バドワイザーのような軽く飲めるビールというです。
正直、苦みも少なく軽いことからもあまり好んで飲んでいません。

ですが、IPOが当選し株主になれたら飲む機会を増やしていこうと思います笑

一応、大手ビールメーカー4社+オリオンビールの味について調べたところ、このような結果でした。

皆さん、自分の味覚と合っていましたか。

銘柄特徴味わい香り苦み
オリオン
『ザ・ドラフト』
沖縄の気候に合わせた爽快感とクリアな喉ごし雑味が少なく、すっきりとしたマイルドな口当たり穏やかな麦とホップの香り控えめ
アサヒ 『スーパードライ』「キレ」と「辛口」を追求したシャープな喉ごし雑味のない、クリアですっきりとした後味ホップの香りは控えめ一口目の苦味は強いが、後味はスッと消える
キリン
『一番搾り』
麦のおいしいところだけを搾る「一番搾り製法」麦本来のうまみを凝縮した、上品な味わいモルトやホップのふくよかな香りが豊か苦味はあり、香味の余韻が長く続く
サッポロ
『黒ラベル』
麦のうまみと爽やかな後味のバランス何杯飲んでも飽きのこない、バランスの取れた味わい軽やかなモルトとホップのアロマ適度な苦味
サントリー
『ザ・プレミアム・モルツ』
華やかな香りと深いコクが特長まろやかな口当たりと多重奏な味わい泡に閉じ込められた華やかでフルーティーな香り心地よい苦味と麦のほのかな甘みが調和
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