【投資初心者あるある】投資初期にやりがちな失敗【実体験ベース】

インデックス

こんにちは!ぽんこつです。

今回は投資初心者の時にやりがちな失敗を挙げていきます。
私の失敗談も織り交ぜて、投資初心者がやりがちな失敗をご紹介します

そこで、今から投資を始める人は同じ轍を踏まないよう気を付けてもらえればと思います。

既に安定して投資を継続している方は、実際に通ってきた道だなぁとか
そんなことはやらないよというツッコミを入れながら、楽しんでもらえればと思います。

投資初期にやりがちな失敗

  • 短期投資で大きなリターンを求める
  • 有名アナリストや経済学者、Youtuberなどのインフルエンサーなどの情報を鵜呑みにする
  • 色々な投資商品に手を出す

短期で大きな投資のリターンを求める

当たり前の話ですが、20年後, 30年後と言った想像しづらい遠い未来よりも半年後や1年後にお金持ちになりたいですよね。

かのバフェット氏も「ゆっくりお金持ちになりたい人はいない」ということを語っています。
その結果、短期で大きな投資のリターンを求めてしまいがちです。

遠い未来を見据えた投資を行ったつもりであっても短期の価格変動に対して一喜一憂してしまい、冷静な判断が出来ず誤った投資行動を取ってしまうということは、大いにある話です。

これは行動経済学的な観点からも「現在性バイアス」と言う未来に得られる利益よりも目先の利益を優先してしまうという人間が持つ特性的なものがあります。

ぽんこつの失敗1

私がこれまで投資での最大の失敗は仮想通貨投資です。
仮想通貨が盗まれる事件に巻き込まれたこともあり、約20万円の損失を出しました。

2018年にコインチェックにてXEMが大量に盗まれるという事件がありました。
それに巻き込まれた形になりますが、結果20万円の損失を出して仮想通貨への投資から撤退しています。
投資元本の40万円が半分以下になったら、撤退しようとは考えていました。

とは言え、盗まれた事件で一時取引停止になりながら、価格が下落していくものを見ているだけの状況はかなり焦燥していました。

仮想通貨に限らず短期で大きなリターンを得ようとすると、それなりのリスクも抱えることになります。
そのため、生半可な知識で投資を行うと大きな損失を出す確率が高くなります。

勿論、一部才能のある方は大きな利益を上げることができるかもしれません。
ですが、凡人たちはそうはいきません。

個人投資家は7割が損をすると言われたりもします。
そのため、短期で大きなリターンを出し、かつそれを続けるのは非常に難しいです。

有名アナリストや経済学者、Youtuberなどのインフルエンサーなどの情報を鵜呑みにする

情報を参考にするのは良いと思いますが、鵜呑みにするのは危険な行動かと思います。
ですが、投資開始初期においてこれは陥りやすい症状かと思います。

特に勤勉な人ほど要注意ですね。

投資を始めたての頃は自身の知識が少ない状態のため、アナリストや経済学者、Youtuberなどから情報を集めます。
XやYoutubeなどのSNSで簡単に情報が手に入りますからね。

ですが、自分の知識が少ない分それっぽい解説を聞いてしまうと、凄い人と思ってしまうんですよね。

特に、彼らは相場が乱高下したときにそれっぽい理屈を付けて説明してくれます。

それを聞いていると、その人たちが相場が読めるような錯覚を覚え、

自分の中であたかも未来予測できるような人に神格化していしまい、その発言を信じて投資行動に移してしまう可能性があります。

ぽんこつの失敗2

リセッションが起こることを信じてしまい、インデックス投資の積立額を3.5万円から3.0万円へ5千円減額してしまったこと。

私は2021年からS&P500へのインデックス投資からを投資をスタートしています。
そのため、このころから投資関連の情報を集めるようになりました。

2022年のS&P500指数は年初が最高値付近でそこから1年を通じて下がっていました。
ソフトランディングorハードランディング云々、タカ派orハト派が云々など活発に議論されている情報を見ていました。

加えて、youtuberのような素人だけではなく、地上波の経済番組に出てくる経済アナリストや経済評論家と呼ばれる人たちも景気後退(リセッション)が起こると言っていました。

過去の記憶でうろ覚えですが、外資の証券会社の経済アナリストが98%以上の確率でリセッションが起こると言っていたと思います。

結果、本当に起こると感じインデックス投資の積立額を3.5万円から3.0万円へ5千円減額してしまいました。

そして、浮いたお金と余剰資金を大底で投下しようと。

また、リセッション時に株価が下がった際に高配当と呼ばれている個別銘柄への投資を行うことも考えていました。

完全に失敗ですね。

2022年頃から今日に至るまでリセッションが起こると言われ続けていました。

しかし、結果は直近でS&P500やダウ平均が最高値更新をしています。
日経平均も最高値を更新しています。

これらの凄い人達の解説は論理的に説明していること、さらに投資始めたての頃は自分の決断に自信がないため、藁にもすがる気持ちなので、こういう方々の発言に耳を傾け、本来は良いとされない投資行動を取ってしまいました。

ですが、当時の私は理解できていませんでした。

相場は誰も読めないこと。

相場が読めないのだから、大底を当てることも出来ないということ。

色々な投資商品に手を出す

投資を始めたての頃、色々な投資商品を見ていると、最初のうちはどれも魅力的に見え、買いたくなるんですよね。
特に、投資の軸が決まってないこともあり色々と手を出したくなりがちです。

私もその一人でした。

ぽんこつの失敗3

資産形成期にも関わらず、長期では資産効率の悪いと考えられるインデックスにも投資を行っていたこと。

投資始めたての頃、勉強を始めていたので、分散が大事なことだと理解していました。

そのこともあり、国内の株式、債券、リートと先進国の株式、債券、リートの6つのアセットクラスに分散したインデックスを購入していました。
実際の銘柄名はニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)です。

当時から暴落したときのことを考えていての行動です。

資産取り崩し時期には、リスクを抑えた商品に切り替えるのは良いことだと思います。

しかし、私のような資産形成期にこのような投資商品を購入するとリターンが下がる傾向にあります。

資産形成期にこのような商品を推奨しない理由は2つ。

・オルカン(全世界株式)などの株式のみのインデックスよりもリターンが劣る

・オルカンなどの単純な指数のみよりも信託報酬が高めに設定されている

オルカン(全世界株式)などの株式のみのインデックスよりもリターンが劣る

未来に絶対はありませんが、20年を超える長期目線で考えると基本的に株式のみのオルカンの方が高い運用リターンが期待できます。
株式というアセットクラスが一番リターンが期待できますからね。

過去5年のリターン

eMAXIS Slim 全世界株式(通称オルカン):19.81%

ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型):9.92%

2025年の相場も良さそうですが、2023年~2024年の相場が良かったため、株式のみのオルカンの過去5年リターンが良い結果となっています。

勿論、株式のみのアセットなのでリスクもあることはご注意を。

オルカンなどの単純な指数のみよりも信託報酬が高めに設定されている

僅かな運用手数料の差ですが、長期投資を考えると大きな差になります。
下の表が実際のシミュレーション結果です。

1か月の積立額:5万円、年利:5%、下記運用手数料を用いて20年間、30年間運用した場合の結果。

eMAXIS Slim 全世界株式(通称オルカン)の運用手数料:0.05775%

ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)の運用手数料:0.1749%

年数オルカンニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)
20年後約2045万円約2014万円
30年後約4108万円約3963万円

20年後の差:31万円

30年後の差:145万円

運用手数料の差はたったの0.11715%ですが将来的に大きな差になりますね。

長期の資産形成を行っていくうえで、運用手数料が低いことは非常に大事なファクターになります。

以上の点から、資産形成期では6資産均等型などの所謂バランスファンドを購入することを私の失敗談とさせていただきました。

※誤解を招かないように1点だけ記載しておきます。

現在、ニッセイ・インデックスバランスファンド(6資産均等型)を積立購入している方を批判しているわけではありません。

私の目標(還暦FIRE)を目指し資産形成を行っていく上で、私にとって不要な投資商品と判断したためです。

暴落時に心が落ち着かないから、また現金のみで置いておくよりはマシと考え、この商品を買われている方もいると思います。

それも一つの正解だと考えています。

資産形成は心が落ち着ける範囲で続けていければ良いと思います。

まとめ

投資初心者の方は失敗しないよう頭の片隅に置いておき、気を付けて同じ轍を踏まないようにしてもらえればと思います。

・短期投資で大きなリターンを求める

・有名アナリストや経済学者、Youtuberなどのインフルエンサーなどの情報を鵜呑みにする

・色々な投資商品に手を出す

しかし、実際に失敗して身つき勉強になることも多いと思います。
習うより慣れろですね。

そのため、投資始めたての頃は投資の軸が定まっていないことから
色々な投資手法を試してみるということも悪いことではないと考えています。

その場合は、致命傷になるような大金で行わずに勉強代と割り切れるような少額で始めるようご注意ください。

おそらく、デイトレやスイングトレード、長期投資など色々な投資手法がある中で共通して言えることは退場をしないことだと思います。
退場しなければ、また市場に戻って来れますし、資産を増やすチャンスはあると思っています。

市場に居続けることは本当に大事です。
それを理解すると、結局インデックス投資に行きつくのです笑

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